カメの甲羅

田中です。

有名な話かもしれませんが、

カメの甲羅は、人間でいうと肋骨、背骨なんだそうです。

そこに骨のように固くなった皮膚が付いて甲羅を形成しています。

カメを育てるときに、甲羅をきれいに育てることは、すごく大切です。

その甲羅の成長には、カルシウムが必要です。

 

しかし、そのままでは吸収されないので、紫外線に当ててビタミンD3を生成させる必要があります。

さらに、リンとカルシウムの比率が悪いと

骨からカルシウムが溶け出してしまうこともあるようです。

さらにさらに、タンパク質を摂取させ過ぎると、甲羅よりも中の体の方が早く成長してしまい

デコボコの甲羅になってしまいます。

 

ということで、食事、日光浴には気を遣ってキレイな甲羅に成長するように気を付けています。

ポイントは栄養を摂らせすぎないようにして、ゆっくり成長させることだそうです。

食べ物があまりない場所で、

栄養の少ない食べ物から必要な栄養を吸収できるように体が作られているためです。

飼育下では、どうしても栄養過多になりやすいです。

気を付けないと、すぐ食べ物をいっぱい与えたくなります。

小梅頭の上の甲羅がリボンのように見えてかわいい。

 

エロンガータは、甲羅に美しい模様はなく、どちらかというと地味な甲羅です。

(私はそれを美しいと思っていますが)

この子の甲羅は黒い部分が少ないので、

このまま黄色~オレンジ色の、こんもりした丸いキレイな甲羅に育って欲しいものです。